ココミラ日記 〜ココロがつながる未来が変わる〜

私・妻・母・会社員。4つの役割をもつ「私」がそれぞれの立場で感じたこと、思うことを書き綴ります。

完母と混合 反応しすぎた私

ずっとひっかかってる言葉があるから、それについて整理してみる。

言ってくれた相手古くからの友人であり、極めて善意からの発言だった。

だから、それが余計に苦しさを増してしまったのだろう。

 

シチュエーションはこう。

4人でランチ中。私含めてママが3人。

私の子ども、同席。前の授乳から4時間経過し、内心どこでチェンジサブチェクトするか様子を伺ってた。

 

話題が盛り上がり、ますます切り出しにくくなる。

私は、さらに困っていた。

 

Aさん

「あ!ねぇ、ココちゃん、子どもちゃん、お腹空いてるんじゃない?お口をクチュクチュさせてるよ!」

「クチをクチュクチュするのは、お腹が減ってる証拠なんだよ♪」

 

Bさん

「さっすが先輩 ママ!ほら、ココちゃん、ミルクあげないと!」

 

「あ、、、うん。。。前の授乳から4時間経ってるからタイミングを伺ってたんだよね〜」

 

※私の「前の授乳から〜・・・」は「先輩ママすごい!」の話題にかき消される。。。

 

ついでに状況をくわしくいうと、Aさんはミルク不使用の完全母乳育児「完母」。

私は「混合」と言われる母乳とミルクをその都度いっしょにあげるやり方。

完母とミルクを使う授乳方法では、授乳のタイミングが異なるのだ。

 

そしてこの、授乳のタイミングの違い、がかき消されてしまったことが消化不良の原因になった。

 

完母と混合では、授乳のタイミングが異なるのは育児をしたことのあるお母さんなら正直誰でも知っていること。

 

完母は、赤ちゃんが口をくちゅくちゅしたら都度おっぱいを与えることができるけど、

ミルクが含まれると、授乳間隔は3時間開けるように指導される。

 

この先輩ママAさんのおかげで、私の子どもちゃんは授乳、いや、ミルクを飲むことができたのだから、ポジティブな内容だったことは間違いない。

 

そう思うようにした。

 

だけど、私はずーっとこの「お口くちゅくちゅ」発言がひっかかってしまった。

 

なぜならば、私は「完母」にはできなかったからだ。母乳がそこまで出ないのと、自分に何かあったときやどうしても預けなければならないときに、融通がきかなくなるリスクがあるからだ。

ずっと母乳ばかり飲んで育っている子どもが、いきなりミルクを飲めるか、といったらそんな簡単なハナシではないと思っている。

 

相手は事情を飲み込める大人ではない。

自分の状況すら「同じトーンで泣く」ことでしか表現できない、赤ちゃん、なのだ。

 

完母、というのはとてつもない労力がかかる。

赤ちゃんはミルクを拒絶する子もいるので、そうなったら何が何でも「完母」にしないとならない。

 

私はハナから「混合」に決めていたので、完母を達成された方は本当に尊敬する。

 

でも、完母が大変すぎるあまり、完母が一種のブランドになりすぎているような気持ちになってきた。

 

私は完母です!!!!!みたいな完母至上主義。

 

いちばん大変な完母、その労力を特に母親たちの身近な人たちが、もっと労ってあげるといいのかな。

 

命あるものを持つ、って凄いプレッシャーなんだよね。無意識に。

 

完母だろうと、混合だろうと、完ミだろうと、命あるものを持ち、育てるプレッシャーは同じだと思う。

それぞれの授乳方法を認めて受け入れあうようになるといいな。

 

とりあえず、わたしは、受け入れられる人になろう。

 

完母にできず、

出ないにも関わらず、おっぱいを喜ぶ子どものことを思い余るあまり、完全ミルクの完ミに切り替えることもできなかった、中途半端、という事実が私にあるのだから。